Environmental Technology
環境技術
Environmental Technology
世界レベルの共同研究で地球の生命を守る
CO2の分離・回収,再利用技術
近年,地球温暖化の原因となるCO2の排出量を減らすことが求められています.当所では,燃焼排ガス中のCO2を分離・回収するためのセラミックス分離材あるいは分離膜の研究を行っています.回収したCO2ガスは,メタンと反応させて合成ガス(COとH2の混合ガス)に変換したり,水素と反応させてメタノールとし,再利用を図ります.その過程で必要になる高効率かつ長寿命の触媒開発も行っています.
CO2の回収・資源化
排ガス中のCO2を回収し,メタノールやプラスチックスなどに分子変換します.
環境にやさしい環境浄化材料の開発
異臭や菌,かび,汚れなどを処理する場合,芳香剤や洗浄剤などの化学薬品が使用されていますが,それによって,かえって環境が汚染されています.
当所では,有毒な薬品などを使用せず,光を利用するだけで安全に環境汚染物質を分解・無害化する研究を行っています.当所が開発した二酸化チタン膜状光触媒に光を当てると強い酸化力が生じ,防菌・防かび,悪臭や汚れの原因物質の分解,水中の有害物質の除去などに利用することができ,しかも長期間使用しても劣化せず,半永久的に使用できます.更に,この材料は太陽電池としての利用も可能であり,この分野への展開も期待されています.
二酸化チタン膜状光触媒のガラス器への応用例
オゾン層を破壊しない代替ハロンとフロンの開発
ハロンは優れたガス系消火剤として広く利用されてきましたが,平成5年よりオゾン層破壊問題のため製造中止となり,特に認められた施設以外では使用できなくなりました.
当所は,オゾン層破壊の原因となる臭素や塩素原子を含まないで,消火性能や生体安全性を保持した代替品の開発に取り組んでいます.また,平成6年度からは,同じように有害な物質ではあるが,冷媒,洗浄剤,エアロゾルに不可欠なフロンに代わる新規なフロンの開発を,(財)地球環境産業技術研究機構や筑波の2研究所と共同して開発しました.
代替ハロンの開発概念図
第一世代ハロン(従来のハロン)と代替ハロンIIは難分解性.代替ハロンIと代替ハロンIIIは分解性.
当所では,オゾン層破壊の原因となる臭素や塩素原子を含まず,かつ,分解性を持った代替ハロンIIIを開発中です.
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Last Modified: 1998/5/25