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環境セラミックス研究室
Ecoceramics Laboratory


English version is here.



環境セラミックス研究室の概要


 人類は,化石燃料の燃焼によりエネルギーを獲得していますが,その代償として大量のNOxやCO2を大気中に排出し続けているため,酸性雨や地球温暖化等の地球規模の環境破壊が進行しています.今日,地球規模でのNOxやCO2等の排出抑制が求められており,技術開発における我が国に対する期待と我が国の果たす役割は非常に大きいものです.こうした状況下で環境セラミックス研究室では,燃焼システムにおいてNOx発生の低減を図る耐熱性高表面積セラミックスや燃焼排ガスから高温のままでCO2を分離・回収することのできるCO2親和性多孔質セラミックスの開発と,回収したCO2を再利用するシステム開発を目的として研究を進めています.また,高温酸性ガス回収剤の研究開発も行っています.


研究テーマ


  1. 高耐熱性多孔質セラミックス材料に関する研究
  2. 石灰岩の有効利用による環境適合機能材料(機能性漆喰)の開発
  3. 高温酸性ガス固定化技術の研究
  4. 陶磁器産業技術の体系化の研究
  5. 炭素を利用した新しい水素貯蔵技術に関する研究
  6. インテリジェント型調湿材料の開発に関する基礎研究


スタッフ
     室長 鈴木憲司 E-mail.ksuzuki3@nirin.go.jp

        堀尾正和 E-mail.mhorio@nirin.go.jp

        杉山豊彦 E-mail.sugiyama@nirin.go.jp

        堀内達郎 E-mail.horiuchi@nirin.go.jp

        増田浩之 E-mail.himasuda@nirin.go.jp

        尾崎利彦 E-mail.tosaki@nirin.go.jp


研究の内容

  1. 高耐熱性多孔質セラミックス材料に関する研究

     従来,触媒反応の温度は800℃付近を上限としていたが,近年ではそれ以上の温度での高温反応プロセスが必要とされるようになってきました.しかし,従来の触媒材料では800℃以上の温度条件に耐えることができないため,優れた耐熱性を有する新しい触媒材料を新規に開発する必要があります.本研究では,触媒を構成する二つの要素(触媒担体,触媒活性金属粒子)について高耐熱性を付与する技術の開発しています.

  2. 石灰岩の有効利用による環境適合機能材料(機能性漆喰)の開発

     石灰産業は,平成2年には生産量が1000万トンを越えるピーク時を迎えました.しかし,技術革新による鉄鋼やセメント産業における石灰使用量の減少や従来用途の飽和・低迷,使用量のじり貧化の様相から,石灰の価格は低下し,石炭産業の前途には明るい展望が期待できない状況下にあります.また,石灰業界は中小零細企業が多いため,資金面・技術面・人材面において多大の問題を抱えており,石灰の新規な有効利用分野の開拓が強く求められています.
     当研究室では,快適で健康な住空間を提供する材料として石灰に注目し,平成10年度より,石灰系素材がもつ機能を利用した,あるいは石灰系素材に新たな機能を付与することによる環境適合機能材料の開発に取り組み始めました.

  3. 高温酸性ガス固定化技術の研究

     燃焼排ガス中に含まれる酸性ガスを高温で効率よく分離・回収・固定できるセラミックスを開発し,環境負荷低減に対する国としての取り組みの一翼を担っています.
     当研究室では高温で塩化水素と反応し,塩素を固定化する材料としてハイドロソーダライトを見出しました.この成果をもとに,民間企業の参加した『高温酸性ガス固定化技術研究組合』との共同研究を平成10年度より開始しました.

  4. 陶磁器産業技術の体系化の研究

     セラミックス応用部加工技術研究室のページをご覧下さい.

  5. 炭素を利用した新しい水素貯蔵技術に関する研究

     融合材料部メソスコピック材料研究室のページをご覧下さい.

  6. インテリジェント型調湿材料の開発に関する基礎研究

     セラミックス応用部原料技術研究室のページをご覧下さい.


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Last Modified: 1998/5/29